読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ルート養生十灸穴

5.失眠(奇穴)
かかとの裏中央にあるツボで、12経脈には属していないので奇穴とされていますが、背骨と脳を結ぶ督脈に影響があります。失眠とは中国語で「不眠」の意味で不眠症に使用されますが、背骨の病にも、例えば椎間板ヘルニアや脊椎管狭窄症にも効きます。

f:id:Root1_Atsushi_Saito:20170211132409j:plain

ルート養生十灸穴

4.至陰(足の太陽膀胱経)
足の小指外側、爪の生え際にあります。太陽とは後面(背側)を指す言葉で先の陽明と正反対の部位です。(ちなみに少陽はその中間、体の側面を指します)膀胱経は至陰から始まって、ふくらはぎ、膝の裏、お尻、腰、背中、肩、項、頭、目に行き、内部では膀胱、腎臓に行っています。至陰の灸はこれらの部位を和らげる力があります。至陰とは陰部(体の深いところ)に至るという意味で、それ故逆子の特効穴にもなっています。

f:id:Root1_Atsushi_Saito:20170210125957g:plain

ルート養生十灸穴

3.中封(足の厥陰肝経)・三陰交(足の太陰脾経)
中封は足の甲の中央あたりにあり、肝経が巡る大腿内転筋や腰の深部筋、肝臓に効果があります。主に男性に使用します。三陰交は内踝の上三寸にあって、足の太陰脾経、厥陰肝経、少陰腎経の三つの陰経が交わる重要なツボです。生殖器系などの下腹部に効き、女性の健康養生穴ナンバーワンです。

f:id:Root1_Atsushi_Saito:20170208093207g:plain

ルート養生十灸穴

2.足の三里(足の陽明胃経)
膝の下三寸(1寸は2cm程)にある有名なツボですが、取穴するのが意外に難しいものです。足のすね(脛骨)の上方外側で、強く押すと前脛骨筋のスジに触れ響く所です。足の陽明胃経は足の第2指、膝、股関節、胃腸、乳房、首、顔、前頭を通っていて、三里はそれらの部位の血行を良くします。吉田兼好(1300年頃)は「徒然草」の中で「四十以後の人、身に灸を加へて三里を焼かざれば、上気の事あり。必ず灸すべし。」(148段)と書いています。「上気」とは気が上に昇って滞ることで、肩コリ、口・歯・鼻・目の炎症、更には脳卒中を指します。その他三里の灸は足が軽くなり、胃腸もスッキリします。

f:id:Root1_Atsushi_Saito:20170207094353g:plain

ルート養生十灸穴

1.曲池(手の陽明大腸経)

肘を曲げた時に出来る横紋の尖端にツボを取ります。「池」は生理的反応(気)が多く集まる所の意味です。陽明とは体の前面(腹側)を指す言葉で、手の陽明大腸経は人差し指から始まって、肘、肩、首、顔に行き、内部では胸、お腹に行っています。それ故曲池は、胃腸を整え、更に肩・首・歯・鼻・目の血行を良くします。1つのツボが多面的な作用を持っています。まず最初に曲池に灸をすえることで体全体の気が安定します。

                     f:id:Root1_Atsushi_Saito:20170204155934g:plain

腰への外的過負担について

仕事、妊娠、スポーツ、外傷等、腰に外的な負担がかかった場合、腰背部のある特定の穴(つぼ)にコリがなく負担が小さければ一時的ですみますが、コリがあったり、交通事故のように負担が大きかったり、仕事のように負担が継続してかかる時は、定期的、継続的な治療が必要になってきます。

f:id:Root1_Atsushi_Saito:20170202094644g:plain

腰痛の原因

 腰背部のコリは精神的ストレス、過労、冷え、お酒、セックス、下腹部臓器の疾患…等様々な原因から生じ、身体へのあらゆる負担はすべて腰背部に行くと言っても過言ではありません。先天的に腰背部の力が強ければ負担を消化できますが、弱い場合は、必ず腰背部のコリとなって表れます。腰背部のコリはそれ自体が腰痛として自覚される場合もあるし、腰全体の筋力低下を引き起こして他の腰痛の原因ともなります。腰背部のある特定の穴(つぼ)にコリを伴う場合は根治に時間がかかるし、再発しやすい特性があります。

f:id:Root1_Atsushi_Saito:20170130155623g:plain